フィリピン・マニラの新都市
資産運用ガイドの事業をはじめてから、海外の不動産事情を知る機会が多くなりました。今は新興国の中でも特に「フィリピン」の動向に注目しています。
フィリピンはしばらく政権が不安定だったことから、周辺のマレーシアなどの国に比べ、経済成長において遅れをとっています。
しかし勤勉でホスピタリティが高い国民をかかえるこの国は、インフレやGDPの上昇に伴ってどんどん豊かになるに違いありません。
そんなフィリピンが気になって、めざましい発展を遂げつつあるマニラの新未来都市を訪問しました。
都市の名称は「ボニファシオ・グローバルシティ(Fort Bonifacio Global City)」。首都マニラの広大な空軍基地の跡地に、近代的なオフィス街を開発する計画が2000年から進められてきました。
広々とした道路には電線がなく、できたばかりの高層ビルの合間に緑豊かな公園が広がっています。
その名のとおり洗練された美しい街には、フィリピン証券取引所が誘致されるほか、「シャングリラ」や「グランドハイアット」といった最高級ホテルも開業を予定しています。
また、HSBCやMAYBANKといった銀行のフィリピン本社も誘致され、JPモルガンやドイチェバンクをはじめとする多くの海外企業の進出が決まっています。
ちょうど、グローバルシティ内に建設中の高級コンドミニアム「Grand Hyatt Manila Residences」の販売センターの近くをとおりかかったので、モデルルームをのぞいてきました。
2016年に竣工予定の50階建て、全239邸のコンドミニアム「グランド ハイアット マニラ レジデンス」は、グローバルシティの中でもひときわ贅沢なレジデンスとして注目されています。
300平米の広々とした4Bed Roomのお値段は、約6,200万ペソ。日本円に換算すると1億6,000万円を超えていて、新興国の物件と言えどもやはり庶民には手が届きません^^;
しかし今後海外企業がグローバルシティに進出し、多くのエグゼクティブが現地に居住することになれば、こういったラグジュアリー物件の需要が高まることは間違いありません。
まるでこれからのフィリピンの経済成長を象徴しているような物件でした。
近未来都市観光で刺激を受けたあと、帰りは少し足を伸ばしてセブ島へ。青い海に癒やされてから帰国しました。
多くのリゾート地と、めざましい発展を遂げる都市をかかえるフィリピン。
これから定期的に訪れたいと思います。